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モデルと美男子

第5章 自分

俺は全て茅場皇に話した。過去を思い出したからか自然に涙がでてきてしまった。
「…そんな事があったんだな…。ごめん、諦めようと思ったけど、やっぱ、お前の事諦めれねぇ。」

「…なんでっ?」

「お前の過去の事聞いて、諦めようと思った。でも、そんな事が、あったんなら俺がいい思い出をつくってあげたいし、俺もお前が好きだから、諦めれねぇ。」

「…俺は…あなたが好きです。」

「本当かっ!」

「はい…なんだかわからないけど好きになっていたんです。あなたの優しい笑顔が心を落ち着かせてくれたんです。…でもっ!やっぱり怖い。
あの頃を思い出すだけで、とても、怖いんです……」

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