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狼女と吸血鬼男

第6章 ♣︎僕ハ…♧

「……」

《目を開けることもなく、時はひたすら過ぎていく何事もなくすぎる時間が止まったかのようけれど、残酷なほど毎回朝が来る、来るな、と、願っても––》

なに、この…歌声…
男…の…ひと?

あれ、僕の体が…狼の体じゃない…よ…うな…

人の、体…に…なってるような…

おかし…い…

ーーーーーーーーーーーーー

「…あれ…体…元に戻って…る夢…?」
しかし、辺りを見渡すと何もない、しいて言えば
ソファ、本棚、本、ベット、机、椅子だけ。

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