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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第6章 脱・童貞!?

手元に投げるものが無くなって、本棚から辞書を取り出した。

「杏奈、待て!!」

慌てて杏奈に近寄り、両手を頭の上で拘束して辞書を取り上げる。

「やだ!!離して!!」

「お前さ、いくら恥ずかしくても、ちょっと酷すぎるだろ!?」

涙目で俺を睨み付ける杏奈に、俺の中のイタズラ心が沸き上がる。

杏奈の手を引き寄せて、くんくんと匂いを嗅いだ。

「なっ…何?」

「甘酸っぱいニオイがする…女のニオイだ」

そのとたん、杏奈の肌が赤く染まった。

「やっ…やめて!!嗅がないでよ!!」

「これが杏奈のニオイか」

「やだぁ…」

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