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浮気断定社

第7章 新たな幸せ

「ちょっと待って。」



請求書を受け取ろうとした佐和子の手を


女社長がとめる



「ゆりちゃん


 あのガチョウどれくらい稼げる?」



「本物ですね。



 SでもMでもいけますから


 返済は意外に早いかもしれません。



 指導者としても悪くないです。



 SMクラブ開けますよ。」




「あら、いい金づる出来たわね。


 本人も喜んでるなら



 どっぷり骨を埋めてもらおうかしら。」




「あのガチョウ



 嬉々として鞭を振り下ろしてますよ」




「決まりね。



 請求書はガチョウに回しとくわ。



 慰謝料はとる?」




「夫とも話したんですが


 会社のお金とはいえ


 今まで手当ももらってますし



 それに夫と私を目覚めさせてくれたのは



 事実なので



 これ以上は求めないことにしました。」



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