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「ほら、挨拶して。」



佐和子に頭を抑えられる。



「このたびは本当にお世話になりました。」



M夫は深々と頭を下げる。



「部長が懲戒解雇になったので


　スライドで僕が部長になることが


　決まりました。



　本当にありがとうございました。」





「もう、ほかの女王様に仕えちゃだめよ。」




女社長がニヤリとM夫を見る




「はい、


　
　佐和子様以上に




　愛せる女性はいませんから」




蕩けた目で佐和子を見つめる。



佐和子も嬉しそうに頷いた。





女社長、洋ちゃん、ゆりの


３人は顔を見合わせた。