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「〈三〉…。」
「こんな所で油を売っていていいですか？！。」
「休憩中だ。」〈十一の剣〉がリューンを階段の上に誘う。
「お前の方こそダウルが探していたぞ。」〈六の剣〉が後ろから羽交い締めを掛ける。
そのまま中庭へ引きずり降ろす〈六の剣〉。唇を奪うとする〈十二の剣〉。足蹴にする〈三の剣〉。避ける〈十二の剣〉ーそのまま顔を近づけ、唇を奪う。
「うわっーー！！。」思わず手で顔を隠すと指の隙間から覗くリューン。
「〈傭兵〉の前で何をするんです。」
「リューン…だ。」
「名など知りません…。」
「おまえと言う奴は…。」近づくオーラを感知してうんざり顔になる〈剣〉達。
「ここで何をしているんです！？。」薄い赤い髪と瞳した〈四の剣〉が現れた。貴石はルビー。耳飾りを付けている。背は、229地。
「四…。」　
「えーとぉ…。〈紅の剣〉〈くれないのつるぎ〉…様。」ちらりーリューンに視線を合わす。
「じゃあー俺は哨戒があるんでな」〈十二の剣〉が逃げるように…去って行く。
「わ、私も…。」〈十一の剣〉が、後を追うように…去って行く。
「俺は…〈刀〉に用があるから…。」〈七の剣〉が、そそくさと去って行く。
「〈十三〉…。俺達も行くぞ！。」〈六の剣〉が、声を掛ける。
「〈十〉…。行きましょう…。」
「俺らも行くか…。」〈五の剣〉が、〈十の剣〉を見る…。
「では、私も失礼します…。」〈三の剣〉が、最後に声を掛ける。
「もう…。行くのか…。」〈八の剣〉と〈九の剣〉が、現れた。
「つまらないです…。」二人共…右腕にでっかい〈リング〉を嵌めている。そのため…オーラが〈刀〉ほどしかない。
「〈八〉…〈九〉…。」〈四の剣〉が、呆れる。
「〈ひ炎の剣〉…〈漆黒の剣〉…様…。」形だけ〈リング〉をはめているリューンにとって脅威でしかない。
「お前たちも戻れ！。」
「はいはい…。」
「わかりました…。」二人が立ち去って行く。
「リューン…。君も戻れ…。」
「は、はい…。」走り去って行く。
「さて…。見回りの続きと行きますか…。」〈四の剣〉が、ゆっくりと立ち去って行く。