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男の娘をプロデュース!?

第3章 罠のある部屋

と、そこで気がついた。

私は全く早乙女君を男子として見ていないことを。

普通男子ならドキドキしちゃうようなシチュエーションでも早乙女君が相手だと全くドキドキしない。

見た目やしぐさだけでなく、オーラそのものが女子なんだ、早乙女君って。


着替えた早乙女君とそれからしばらく二人っきりで絵のレッスンを受けたけど、手が触れようが顔が近かろうがやっぱりドキドキすることはなかった。

さすが100年に一人の逸材だわ、千晴ちゃん……

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