闇夜に輝く
第15章 営業中のトラブル
海斗はその状況を見て、フロントの優矢くんに店内に戻ってきてもらうようお願いし、山田君にトラブルがあった席の床の片付けを指示した。
丁度、VIP席を利用していた客が帰ったばかりなので、海斗はそこを速攻で片付けた。
そして、話し合いが続いている増田さんの近くでささやく。
「VIP席が空きましたけど」
その言葉にピンときた増田さんがその客に提案する。
「お客様が不愉快に思う気持ちも大変よくわかります。もしよろしければ、VIP席の方が空きましたのでそちらでお話し合いさせて頂きたいのですが。もちろんVIP料金は頂きませんし、この時間の料金も発生しませんので」
そうして渋々客が納得し、増田さんとともにVIPルームへ入っていく。
20分程して話がまとまったらしい。
結局、チーズ盛り、フルーツ盛りをサービスする事と、話し合いに使われた30分の時間をサービスする事で納得してもらった。
さらに今回だけ通常料金のままVIP席を利用してもらって構いませんと伝えると、そのまま延長することにもなった。
シャンパンもサービスにしろとも言われたらしいが、杏奈さんの成績の関係もある旨を正直に伝えると、じゃぁそれは払うと言ってもらえたそうだ。
一体、どんな話術を使えばあんなに激昂していた客からたったそれだけのサービスで納得してもらい、さらに延長まで取れるのか不思議だった。
普段はほとんど何もしない増田店長だが、こういう時には本当に頼りになる。
その後は優矢君がフロント業務とエスコート業務、店内業務を臨機応変に対応してくれて何とか落ち着いた。
店の売り上げも90万に若干届かないくらで終了し、トラブル続きだった営業の割にはまあまあだった。
ただし、営業終了後はみんなぐったりしていた。
丁度、VIP席を利用していた客が帰ったばかりなので、海斗はそこを速攻で片付けた。
そして、話し合いが続いている増田さんの近くでささやく。
「VIP席が空きましたけど」
その言葉にピンときた増田さんがその客に提案する。
「お客様が不愉快に思う気持ちも大変よくわかります。もしよろしければ、VIP席の方が空きましたのでそちらでお話し合いさせて頂きたいのですが。もちろんVIP料金は頂きませんし、この時間の料金も発生しませんので」
そうして渋々客が納得し、増田さんとともにVIPルームへ入っていく。
20分程して話がまとまったらしい。
結局、チーズ盛り、フルーツ盛りをサービスする事と、話し合いに使われた30分の時間をサービスする事で納得してもらった。
さらに今回だけ通常料金のままVIP席を利用してもらって構いませんと伝えると、そのまま延長することにもなった。
シャンパンもサービスにしろとも言われたらしいが、杏奈さんの成績の関係もある旨を正直に伝えると、じゃぁそれは払うと言ってもらえたそうだ。
一体、どんな話術を使えばあんなに激昂していた客からたったそれだけのサービスで納得してもらい、さらに延長まで取れるのか不思議だった。
普段はほとんど何もしない増田店長だが、こういう時には本当に頼りになる。
その後は優矢君がフロント業務とエスコート業務、店内業務を臨機応変に対応してくれて何とか落ち着いた。
店の売り上げも90万に若干届かないくらで終了し、トラブル続きだった営業の割にはまあまあだった。
ただし、営業終了後はみんなぐったりしていた。