ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第9章 二人だけの卒業旅行
千「圭太も脱いで?」
俺を見上げながら伸ばされる綺麗な指先。
「脱がせてよ、千陽さん。」
体を起こすと、千陽さんは俺の帯を取り衿の合わせをゆっくり開いた。
千「凄い…綺麗な体。」
うっとりしながら、露になった胸元につ、と指を滑らせる。
千「羨ましい。僕も鍛えようかな?」
「そんなこと、しなくていいよ?」
千「何で?」
「ムキムキな体なんて似合わないから。」
千「…ウソばっか。」
両腕で顔を引き寄せられ、耳元で意地悪く囁かれる。
千「…ヤる気がなくなるからでしょ?」
「…それもある。」
千陽さんの体を布団の上にそっと寝かせローションを手のひらに取り、千陽さんに跨がった。
「いい?」
千「…うん。」
細くて白い腿の間にローションを垂らす。
千「ぅんっ……冷た…っ」
屹立を隠すように横倒しになっていた体が僅かに正面に向いた。
それに乗じて千陽さんの裸の両足を掴まえ左右に開く。
そこには大きさや色こそ多少の違いはあるものの、
紛れもなく、俺と同じものがあった。
千「ちょっとヤだ…そんなじろじろ見ないで。」
恥ずかしそうに足をモゾモゾと動かす。
その奥にぷるぷると揺れる少し小振りな屹立に何故か酷く興奮してしまった俺は、ローションを塗り広げることも忘れて、
目の前で愛らしく揺れる彼のモノに舌を這わせた。