神隠しの杜
第6章 執着心
「やましい事があるからよね。ヒトは、都合が悪くなると嘘をつき、隠したがる生き物。
ねぇ、真冬の姉様の事知りたいでしょう……?」
思わず少女の顔を見る。
信じてはいけないとわかってるのに、隼政の中では既に恐怖感より、真実を知りたい気持ちの方が大きかった。
「違う!夕羅の話を信じたら駄目だ!!!」
必死に叫ぶ真冬の声も、隼政に届く事はなく、闇が深くなった。
「くそっ……シクカミカ、シクカミカ」
「無駄だわ。もう、捉えてしまったもの」
「なんだって……!?」
真冬の周りから、景色がすべて消え失せ、隼政と雪芭の姿も何処にもない。
ねぇ、真冬の姉様の事知りたいでしょう……?」
思わず少女の顔を見る。
信じてはいけないとわかってるのに、隼政の中では既に恐怖感より、真実を知りたい気持ちの方が大きかった。
「違う!夕羅の話を信じたら駄目だ!!!」
必死に叫ぶ真冬の声も、隼政に届く事はなく、闇が深くなった。
「くそっ……シクカミカ、シクカミカ」
「無駄だわ。もう、捉えてしまったもの」
「なんだって……!?」
真冬の周りから、景色がすべて消え失せ、隼政と雪芭の姿も何処にもない。