ドラクエらんど
第15章 ひなた王子
「ちょっといいかしら、レインさん。あなた、ここへはどうやってきたの?」
みんなが知りたかったことを、つくし先生が真っ先に聞く。
「急に現れたように見えたけど、もしかして瞬間移動でもしたのかしら?」
「瞬間移動ですか? いえ、私は魔法は使えませんので…」
そう言うとレインは懐から一枚の羽を取り出した。
「この【キメラの翼】で、殿下を追ってベルガラットの町まで飛んだのですが…」
小さな白い羽だ。
こんなんで飛べるのか…?
「…どうやらここはベルガラットではなさそうですね。しかもグールの巣窟になっている。殿下に会えたのは予想外でしたが…」
「ベルガラット? そこは安全なのかしら?」
「ええ、訓練された魔導師によって結界を張り巡らしてるので、魔物は中まで入ってこれません。
ここは危険ですし、とりあえずベルガラットの町までご案内しましょうか」
「助かるわ、私たちどうすればいいかわからなくて困ってたのよ」
オレたちは安堵した。
とりあえずこいつについていけば死からは免れる…
「頼む、レイン」
オレがそう言うとレインは目を丸くした後、優しく微笑んだ。
「殿下がお望みなら喜んで」
「……」
なぜかその笑顔にドキッとする。
またオレのこと殿下って言ってるし…
もしかしてオレの職業が王子だから?
なんかよくわかんねぇけど、とりあえず安全を確保するまでは殿下のフリをした方が良さそうだな…。
そしてオレたちは【キメラの翼】でベルガラットの町に向かった─。
みんなが知りたかったことを、つくし先生が真っ先に聞く。
「急に現れたように見えたけど、もしかして瞬間移動でもしたのかしら?」
「瞬間移動ですか? いえ、私は魔法は使えませんので…」
そう言うとレインは懐から一枚の羽を取り出した。
「この【キメラの翼】で、殿下を追ってベルガラットの町まで飛んだのですが…」
小さな白い羽だ。
こんなんで飛べるのか…?
「…どうやらここはベルガラットではなさそうですね。しかもグールの巣窟になっている。殿下に会えたのは予想外でしたが…」
「ベルガラット? そこは安全なのかしら?」
「ええ、訓練された魔導師によって結界を張り巡らしてるので、魔物は中まで入ってこれません。
ここは危険ですし、とりあえずベルガラットの町までご案内しましょうか」
「助かるわ、私たちどうすればいいかわからなくて困ってたのよ」
オレたちは安堵した。
とりあえずこいつについていけば死からは免れる…
「頼む、レイン」
オレがそう言うとレインは目を丸くした後、優しく微笑んだ。
「殿下がお望みなら喜んで」
「……」
なぜかその笑顔にドキッとする。
またオレのこと殿下って言ってるし…
もしかしてオレの職業が王子だから?
なんかよくわかんねぇけど、とりあえず安全を確保するまでは殿下のフリをした方が良さそうだな…。
そしてオレたちは【キメラの翼】でベルガラットの町に向かった─。