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ドラクエらんど

第3章 選択

「さっきは助けてくれてありがとう。私はまあや、魔法使いよ。この子は…」



この子?
けっ、お子様扱いかよ…。



「僕はアキラ。僧侶になった」



僕はぶっきらぼうに答えた。



「まあやさんとアキラさんは、まだ始めたばかりですか?」

「ええ…私たち友達を亡くしてしまって…」



月影はトシヤの棺桶に手を合わせた。



「いきなりこんなことになって、俺も戸惑ってるんです。良かったら一緒に行動しませんか?」

「いいの? 助かる! 私たち二人だけじゃ心細かったの」



まあやさんはすごく嬉しそうだ。
確かに戦闘力の高い武闘家がいれば、戦いはスムーズになる。



「それにもうMPがないの。この世界がドラクエと同じなら、宿屋か教会があるはずよね」

「そうですね。アプリ内に地図がないか調べてみます」



僕たちはそれぞれのスマホで、アプリ内を検索してみた。



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