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ドラクエらんど

第7章 ぴょんぴょん

僕は森の中に逃げ込んだ。
なんとか撒けないだろうかと思っていると、急に背中がゾワッとした。



「な、なに……」



辺りは真っ暗で何も見えない。
見えないはずなのに、前方に白く揺らめく人影のようなものが見えた。
それはひとつだけじゃない。
四方八方からポツポツと浮かび上がる。



「ま、まさか……」



ドッドッドッ。
心臓の音が大きく鳴り響く。
頭の中でサイレンが鳴っている。



やばい、逃げないと……
でも僕の身体は固まって動けない。







「ハァ────ハァ────」


耳元で呼吸音が響いた。


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