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ドラクエらんど

第7章 ぴょんぴょん

変態ゾンビの力が緩んだ隙に、僕はそいつから逃げ出した。



「アキラさん、大丈夫ですか!?」

「あ、あぁ……」



ナイス、月影!
…と言いたいところだが、感じてるところを見られたかと思うとめちゃくちゃ気まずかった。



仲間がやられたのを見て、他のゾンビたちが雄叫びをあげながら襲いかかってくる。



「月影、逃げるぞ!!」



いくら月影が強くても、こんな大勢は無理だ。
そらじいさんやまあやさんに連絡とって……ってスマホないんだったwww



僕は走りながら月影を見た。
…真っ裸だからスマホ持ってるわけねぇよな。



ゾンビと言えど、奴らは凄い勢いで追いかけてくる。
捕まったらきっと……。



僕はふとトシヤのことを思い出した。
あれからトシヤはどうしたんだろう。
あの場所にずっと棺桶に入れられたまま放置…?



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