テキストサイズ

ドラクエらんど

第7章 ぴょんぴょん

「しっかりしてください、アキラさん。
俺たちはあなたを頼りにしてるんです!
あなたがいないと闘うことはできないんです!」

「月影……」

「アキラさんは安全な場所に!」



そう言って月影は、すぐ目の前にいるゾンビの群れの中へと突っ込んで行った。



「月影!!」



数十体のゾンビが一斉に月影に襲いかかる。
月影は全力で戦っていた。



「バカだ、僕はっ……!!」



このままでは月影も死んでしまう!!



「僕だって………!」



僕はそばに落ちていた木の棒を拾った。



『待つぴょん!』



走り出そうとした時に何かに呼び止められた。



ぴょん??



『ここは兎太郎様に任せるぴょん!』



僕は周りを見渡した。
誰もいない………幻聴?


ストーリーメニュー

TOPTOPへ