秘密の兄妹
第12章 募っていく想い
ガラガラガラ…
「お兄ちゃん、どうしたの?急にこんなところに呼び出して…」
紫織が俺が呼び出した科学準備室にやって来る。
俺は紫織の手を引くと、科学準備室の中に引っ張り込む。
「ど、どうしたの?何か急用?メールじゃなきゃだめだった?」
「…今朝、春樹と何話してたんだ?」
俺は紫織の質問には答えず、紫織に問いただす。
「えっ…?」
「今朝、春樹といたろ?何話してた…?」
紫織は下を向く。
「教えて…怒らないから…」
紫織は下を向いたまま答える。
「今の彼氏とその後どうかって…今、幸せかって聞かれてた……」
「……そうか」
紫織は顔を上げると俺の目を真っ直ぐ見つめる。
「だからね、私、武部さんに言ったの…」
「今、すごく幸せだから何も心配いらないって……。今まで生きてきた中で一番幸せかもって…そう答えたよ。」
そう言って、紫織は俺にニッコリと笑いかける。
「……っ」
俺は紫織を抱きしめると、片方の手をで科学準備室の鍵をかけた。
「えっ?…んっぅ…はぁ…んぅ」
紫織の唇を奪って、激しいキスをする。
キスをしながら片手を紫織のスカートの中にしのばせる。
「あっ…ん…!」
唇を離し、紫織の秘部をパンツ越しに指で撫で回す。
「やっ…あっ…!」
「…パンツが湿ってきた…」
「お兄ちゃん!こんなところでだめっ!!」
俺は、俺をはねのけようとする紫織の身体を片腕で押さえつけながら、ジワジワと湿りが広がっていくそれをパンツ越しに触れる。
「…何がだめなの?…紫織の身体はだめじゃないって言ってる……」
「……っ」