秘密の兄妹
第13章 【好き】の自覚
「…おはよ…」
「あっ、おはようお兄ちゃん。今日は土曜日だからもっとゆっくり寝ててもよかったのに…」
紫織は味噌汁を作りながら俺に笑いかける。
「…………」
俺は紫織のいるキッチンまで行くと、味噌汁を作っているコンロの火を止める。
「紫織、これからヤらせて…」
「えっ?」
俺は強引に紫織の手を引き、リビングの床に紫織を投げ捨てた。
「お、お兄ちゃん、急にどうしたの?何かあった?」
俺は何も言わず、紫織の身体を組み敷いた。
「…なあ、紫織、朝から妹にこんなことしようとするお前の兄貴、酷い兄貴だと思わないか?
普通、優しい兄貴なら実の妹にこんなことしないだろ……」
だから俺のこと嫌ってくれ……
もっと恨んでくれ……
愛してるだなんて言うなよ……
「お兄ちゃんは優しいよ…」
「え…」
紫織は真っ直ぐ俺の瞳を見て微笑む。
「お兄ちゃんは優しい……。優しくないふりをしているだけで本当はすごく優しい人……」
「…こんなことされてもか…?」
俺は紫織の上着をめくると、ブラジャーを上にずらす。
******
「…こんなことされてもか…?」
お兄ちゃんは私の上着をめくってブラジャーをずらすと、私の胸を大きな手で揉みはじめた。
「んっう…はぁ…あ…」
お兄ちゃんは指で私の胸の先端を強く摘まむ。
「痛っ…」
そのままお兄ちゃんに胸の先端を引っ張りあげられる。
「あんっ…!お、お兄ちゃん痛いよっ…」
お兄ちゃんは顔色を変えずに私の胸の蕾をクニクニとねじりはじめる。
「はぁぅ…あんっ…」