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「うわぁ！美加がこの倉庫に来た女とヤってもいいっていうから、誰かと思ったら悠人の妹の紫織ちゃんじゃん!!」



「マジでっ!?俺、正直あんまり期待してなかったのに紫織ちゃんとヤってもいいの!?

実は俺、前から紫織ちゃんのこと気になってたんだよね!!」



「…悠人の妹のこと間近で見るの初めてだけど、お人形さんみたいに可愛い顔してるな……。

本当に俺たちでヤってもいいのか……？」



３人の会話を聞いて、紫織の体が固まる。



３人の男子生徒のうちの一人が紫織の目線の高さにしゃがむと、紫織の顔をまじまじと見つめる。



「…まあ、でも俺…昔、彼女だった美咲を悠人に寝取られてんだよね…。

その上、美咲のこと１ヶ月もしないうちに捨ててくれて、悠人にはかなり恨みがあんだよ……

悠人への復讐代わりに、悠人の妹を襲うのっていうのも悪くないよな…」



「分かる分かる！こんなに可愛い妹が俺たちにヤられまくったら、悠人の奴どんな顔するのかすげえ楽しみ!!」



「…じゃあ、時間かけてたっぷりと楽しませてもらおうか……」



「……い、嫌っ…ち…近寄らないでっ……」




★★★★★★


一方、悠人が学校から家に帰ろうと校門を出て、ひとり歩いていると由香が息を切らして悠人の側に走り寄ってきた。



「高瀬先輩!!」



「…沢村…？」



由香は荒い息を整えながら悠人に詰め寄る。



「紫織がさっき、今川先輩と何人かの女子たちに体育倉庫の方へ連れていかれて!!

何かすごい嫌な予感がするんです!!

今川先輩、高瀬先輩のことで相談があるって紫織に言ってましたけど、高瀬先輩、何か心当たりありませんか!?」



「…美加…？」



悠人は少し黙ると、急に顔色を変えた。



「沢村!!紫織は体育倉庫の方に連れていかれたんだな!!?」



「はい!!」



悠人は踵を返し、全速力で体育倉庫のある方へと走り出した。