秘密の兄妹
第15章 美加の復讐
「…紫織…だめだっ!!!だめだ…っ…!!!」
「…お兄ちゃん、もうお兄ちゃんのことを本気で好きになってくれてる女の人のこと、泣かすようなことしちゃだめだよ…?
約束してね……」
「約束する!!!約束するから馬鹿なこと考えるな!!!」
悠人が膝をついてその場にしゃがみ込むと、内側から男の声が聞こえてくる。
「だってさ…本当に健気な妹持ったな、悠人!!!」
それと同時に、紫織は扉から引き剥がされ、体育倉庫の奥へと投げ捨てられた。
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「きゃっ!!!」
紫織の身体が3人の男たちによって押さえつけられる。
「紫織ちゃん、良くできました!!!これで悠人の心、もっとえぐることができるよ…」
急に豹変した男の様子を見て、紫織は大きく目を開ける。
「…まったく、さっきから黙って聞いてれば、アキラの奴、よく言うよ…。
純粋な紫織ちゃんのことうまく丸め込んで言うこと聞かせて……」
「…アキラってけっこう鬼畜だな……」
「…嘘…ついてたんですか……?」
紫織が目の奥を揺らして尋ねると、アキラは妖艶に笑った。
「嘘はついてないよ。ただ、悠人が一番傷つく最高の妹の犯し方、考えついただけ…。美加たちの話はすべて本当……」
「どうしようもない兄貴のために自分から犠牲になる優しい妹……。
こんな子が、自分のせいでさんざん俺らに犯されまくって種付けされたら、悠人は立ち直れねえだろ!?」
「……っ…」
紫織は悔しさと自分の不甲斐なさで、目に涙を溢れさせた。
「たくさん鳴かせてあげるよ、紫織ちゃん……」