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この日この時この瞬間。

第34章 私の夢


夢なんてなかった。

あってもすぐに捨ててた。
あっても誰にも言わない。
あってもすぐに諦めてた。

そんな夢ばかり。

精神科医だとか
看護師だとか
介護師だとか
書道家だとか
専業主婦だとか
ニートで金持ちだとか

色んな夢があって。

でもその夢も消えては現れ、
消えては現れの繰り返し。

バカな私は自分の夢を隠してた。
笑ってごまかしてた。

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