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お味噌スープ

第11章 姉さん(ゆみ)

店に入って三ヶ月経った頃


店にも馴染んできた


この日も仕事が終わり、この仕事を始めてから見つけた小さなbarで一人で呑んでいた


前田「マスター明日久々に休みなんだー」


マスター「珍しいですね!前田さんが休みなんて」


前田「一ヶ月ぶりぐらいだわ!」


マスター「何かなさるんですか?」


前田「いやっ、久々にゆっくり寝ようと思う」


マスター「それもいいですね!」


朝開いてるbarがあんまり無いのでここを見つけた時は嬉しかった


仕事とはいえ、マスターは愚痴をきいてくれるので助かる


ここで愚痴吐いとけば女の子の前で疲れた顔見せなくて済むし、不機嫌になることもないからね


女の子の前で男が疲れた顔したらいけないね


女の子は男スタッフの何倍も疲れてるから


そう思うようになったのもマスターに言われたからだ


だから、常に女の子の前ではそういう面で気を使っていた


barを出て家に帰り目覚ましもかけないで寝れることが嬉しくて風呂も入らずに眠りについた


俺がターザンになってジャングルを駆け巡っている夢を見ていると夢の中でEXILEの「M&A」が流れている


やっぱりいい歌だな~


EXILEのM&Aか~


M&Aね~


M&A???


パッと目が覚めると携帯からM&Aが流れていた


画面を見るとゆみと出てた


とりあえず休みだろうが、寝てようが店の女の子からの電話なら出る


泣きながら電話してくる子も入れば意味のわからない酔っぱらい電話してきたり様々だがとりあえず出るようにしてる


店の子ゆみから電話だったから電話に出た

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