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second girl【完】

第2章 急接近

「何笑ってんの?死にたくねーって言ってんだけど」



「あっ、そうだね。ごめん。つい……」




私がそう言って前を向くと「つい、見とれちゃった?」と私の太ももに右手を置いた。




「ちょ、ちょっと。やめてよ。運転が」




真面目に答える私に「あっ、此所で止めて」と言って私の太ももから右手を離してシートベルトを外した。



車を止めると「じゃあ、どうも」と軽く頭を下げて車を降りて行った。








由季……
隆史は鬼畜でした。

完全にバカにされてる。
完全に遊ばれてる。



でも……
笑った顔……やっぱり好きだな。



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