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second girl【完】

第10章 本当の心 side隆史

彼女は何も知らない。



何時ものように、笑顔で俺を迎え入れてくれた。






「今日はどうしたの?明日来るんじゃなかったの?」


「あぁ」


「まぁ~私も話があったから、ちょうど良かった」




俺はソファーに座って、彼女が出したコーヒーに口をつけた。
彼女はニコニコ笑いながら、俺の隣りに座ると




「見せたいものがあるんだぁ」





と鞄から何かを取り出して、俺に見せた。








白黒で写真のようなもの。
目を凝らして見ても、何が映っているのか、いまいち分からない。









「2ヶ月だって」











彼女は目を細めて、愛しそうに腹をさすった。



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