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second girl【完】

第12章 想い

「…最悪」





鏡に映る自分の顔を見て、ため息と共に言葉が漏れる。






首筋に自分の指をそえる。






「もう消えそうかも…」







そこには隆史の痕がまだ、うっすらと残っている。



それを見て、やっぱり隆史との別れが現実なんだと思い知る。








あれ……







まただ。









隆史と別れて一週間。




私の涙は枯れることを知らない。




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