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(( 櫻宮恋愛物語 ))

第4章 第四章




と言ってから2時間後

翔「で、できた。翔さん特製ハンバーグ! ..もどきです」

和「ありがとうございます ..」

二人がテンション下がるのも無理はない。

このキッチンの荒れよう。

黒にほど近いハンバーグもどき。

中からは何色と表現すればいいのか分からない謎の液体が垂れてきている。

さすがにこれは申し訳ない ..

翔「捨てるわ、わりぃな。無駄な時間遣わしちゃって。」

あー ついてねぇな。

和「何言ってるんですか、食べるに決まってます、捨てたらダメです!」

俺から皿を奪い取り大きく口を開け一口。


和くん吐くよ、ゴミ箱ゴミ箱 ..

ゴミ箱を持ってこようとしたその時和くんが言葉を発した。

和「翔さんこれ凄く美味しいです!」

翔「和くーん、嘘は要らないよぉ」

この嘘はさすがにこたえる。

和「違うんですって!ほんとに美味しいんです!」

皿を俺に突き出し 食べて! とせがむ。

う○こみたいなもの食いたきゃねぇよ ..

しかし和くんの説得に負け小さく一口 。


ん ..? 何だこれ、 我ながら .. うまい

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