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フロント学園3

第1章 携帯電話

9月22日は中岡健太の誕生日だった。
健太は、親を説得して携帯電話を買ってもらうことにした。
説得は上手くいき、携帯を買ってくれることに。
早速携帯ショップへと向かった。
携帯ショップの『マルク』にはカラーバリエーション豊富な携帯がたくさんあった。
「健太が買うくらいのはこっちだね」
親にそう言われて奥の方のフロアに移動した。
と、そこに見たことがあるような姿があった。
「あっ!」
健太は、それを見つけるとすぐそこに走っていった。
「もう…健太ったら。
ってあれ?あの子は確か…」
母も一応健太の後をついていった。
「こんにちはー。
もしかして雄太?」
振り向いたのは藤岡雄太だった。
「おお、健太。
奇遇だな。
ところで、何しに来たんだ?」
「へっ。そっちこそ。
今日は俺の誕生日だから携帯を買いに来たのさ。
えへへ。」

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