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元風嬢、でも良いじゃない。

第5章 お水、売ります。

『灰野さん、趣味は?』


《え、無いです。お酒飲んでると楽しいけど。》


私には趣味という趣味がなかった。

『いやーもっとさ。なんか無いの?好きなこと。やってて幸せなこと。』

《無いです。わからない。》

そうだった。だから私、仕事中もイマイチ話すことないんだ。

『大人なんだから、何か一つくらい趣味って呼べるもの見つけてみたら?』

《そうですね。。。》





こんな調子で、なんだかんや会話は進み無事始発まで時間を潰した。








『ねぇ。今度2人で遊ぼう。連絡するからさ。一緒に趣味みつけてみようよ。』









サトシさんはそう言って、瀬川さんと2人ホームに消えていった。

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