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元風嬢、でも良いじゃない。

第5章 お水、売ります。

『源氏名の希望は何かあるかな?』


《いや、特には。》


『わかった。ちょっと待っててね。』



お店のスタッフはそういうと、

一冊の雑誌を持ってきてページをめくり始めた。


『そういう時はねーこういうのみて、似てる顔探すのよ。んー。アイカなんてどう



《んじゃ、それでおねがいします。》




私の初めての源氏は 橘アイカ になった。


『じゃぁアイカさん、早速だけど…』


そういうと、色々と基本的なことを説明された。



テーブルでのマナー等、ほんと基本的なこと。


お酒の作り方、姿勢、名刺の話からお給料ヘアメイクやその他もろもろ。

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