テキストサイズ

元風嬢、でも良いじゃない。

第5章 お水、売ります。

身勝手に辞めたサクラの人たちとは未だに連絡を取っていた。

私の突発的な行動に、サイトはてんやわんやだったらしく
理由を聞かれたり、
ルイと何かあったのか聞かれたり
とにかくメールはしていた。



『誕生日会にはルイくんを呼んでも大丈夫なの?』



瀬川さんが聞いてきた。私の誕生日2週間くらい前だった。



《本人が来るっていうなら大丈夫ですよ。》



今更あっても話すことなんてないし。

そもそも来るわけないだろうし。

新しい彼女と仲良くやってるのだろうし。

私が誘う必要もない。来るなら来るで一向に構わないし、元同僚なんだもんね。

『じゃぁ一応声かけておくからねー』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ