テキストサイズ

アシンメトリーと君

第2章 日常

はっ・・・。
自分からこんなに締め付けて――。


「どんだけ、激しいのが好きなんだよっ」


そう言いながら、腰を掴み激しく奥へ打ち付ける。


「あっ!あっ、激しいよぉ!
らめっ、壊れるっ!かいちょ!・・・あっ、キちゃう」

「んはっ・・・」


腰を振ると同時に互いに甘い吐息が漏れる。
男の普通より少し可愛らしい顔も、一瞬にして乱れ、口をだらしなく開け喘ぎ続ける。


「らめっ、激しい~っ・・・!
会長!イッちゃう!んんッ~~~・・・はう!?」


男はいきなりのことに、表情を変えきょとんとする。
そんな姿を横目に、俺は先にイこうとする相手のモノをさらに強く握った。


「な・・・何でっ・・・!
イかせて・・・!苦しいからぁ~・・・あっ・・・」

「まだ駄目。
まだまだ激しくするからッ」


そう言い、腰のスピードをさらに上げる。
パチュンパチュンと肌が触れ合う音も一層響き渡る。


「はう!らめっ・・・壊れちゃうっ――!
イきたいっイきたいのにぃ・・・!」


苦しそうに、イヤイヤと俺の握られた手へ力なく伸ばしてくる。

俺はそれを無視して、チラリと掛けられた時計を見る。
針は、昼休み終了まで残り二十分というところを指していた。

もう時間か――。

そろそろ自分も限界になり、相手のモノをすぐに離した。


「くっ!出るっ・・・!」

「あッ!
イく!イく!イッちゃうイっちゃうのぉ・・・!あう・・・・・!」


ビクン!と男は背中を大きく跳ねさせ、自らのモノから白い液を飛び散らかし、達した。
俺はイく寸前で素早く抜くと、相手の腹を白く汚す。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ