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only one【完】

第5章 再会

普段お店では高木さんのことを、店長も『高木さん』と呼ぶけど、2人は同期で仲がいいらしく、お店以外の時には『優也』と呼ぶ。







「優也は直球で、昔から分かりやすいからね」








だから、こう言うセリフには説得力がある。






「まぁ~晶も分かりやすいけど」



「…ですかね」






と言ってみたけど、分かりやすいのは自負している。







「ご飯でも食べに行く?」


「はい」




って返事したのは、店長と2人だと思っていたからなのに、私の返事を聞くと、店長はカバンから携帯を取り出し、誰かに電話をした。




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