テキストサイズ

only one【完】

第5章 再会

「本当に優也って、晶が好きなんだね」





店長はサラリとそんなことを言いながら、手元のグラスに手をかけた。





「そうか?」



「そうよ。優也がそんなに女の子を気にするなんて…」





チラッと私を見て店長が言うと、高木さんは何の迷いもなく「そうかもな」と口角をあげて笑っている。










認めてるよ…
もっとごまかすとかあるじゃん。
同僚で仲が良くても、男なんだから恥ずかしいとかないのかい?





相手はバイトの子だよ…



特別可愛い訳でもないし、気が利く訳じゃないのに…




本当に高木さんは不思議だよ………――




ストーリーメニュー

TOPTOPへ