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only one【完】

第5章 再会

「な、泣き虫じゃ…ない」




まったく説得力のない私の言葉に「負けず嫌いも変わんね~」と言って声を出して笑った。




周りから見たら、きっと不思議な光景だろう。

一人は泣いているのに、もう一人は笑っているのだから。









「友達と飯食いに着てて」




と隆史はさっき名前を呼ばれた友達の方に、視線を向けた。




「晶も?」



「…うん。て…店長と………」











「晶」









名前を呼ばれた。




それは隆史にじゃなく、高木さんに…



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