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only one【完】

第6章 踏み出す勇気

「関係ない…ね」








呟くように言う高木さん。








「意外と女々しいんだなぁ…とっくに振られてるんだろう」









また高木さんのストレートな言葉。



言ってることは間違いじゃない。



とっくに振られていて、私が勝手に忘れられないだけ、
女々しいのかもしれない。

だけど、どれだけ隆史を好きだったかなんて、高木さんは知らない。



知らない高木さんに、隆史のことで何かを言われたくない。









どんな想いで隆史と別れて…




どんな想いで忘れようとしているか…





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