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only one【完】

第7章 温もり

「帰るか?」



何処か試すような高木さんの言葉。










「…帰ります」









本当は帰って欲しくないくせに…
そのくらい私にだって分かってる。
だから…









「着替えをとりに」と付け足すと、高木さんはびっくりした顔をしてから「送ってく」と嬉しそうに笑って、私の髪をクシャと乱暴に触った。



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