Bitter sweetな関係【短編集】
第4章 N×A♡
はぁ…はぁ…とふたりの吐息だけが部屋で響く。
俺たちは目を合わせてふふっと笑った。
「和…ごめんね…気持ちわかってなくて…」
「ううん、試すようなことしてごめん…俺、雅紀大好きだから…」
普段言わない"好き"って言葉。
言った本人が一番照れて赤くなっている。
「和ったら真っ赤じゃん」
「うるさいあいばか!」
和が俺に乗っかってきて俺はそのまま倒れた。
「あっ…」
「あんまり言うとお仕置きだからね…?」
かわいいところとこんなオスの顔をもつ俺の大切な人。
「ふふ、大好きだから許して♪」
「もう!」
end