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貫井くんによると。


イケメン好きな佐藤先輩が、白山君の取材をしようと提案した。
白山君は、面倒くさいし写真に写るのは嫌いだと断った。
その話を聞いた八木君が佐藤先輩の提案に乗り、こっそり白山君の偵察をした。

↑だそうで…。


「なにそれ！
それって犯罪になりかねるよね！？


…それに、写真はどうやって…？」


私が言うと、


『大丈夫だ。
白山君には八木から、会話内容を雑誌に載せてもいいか確認を取ってある。

写真は…』


貫井くんが言いかけた時…

『どーいう事っすか先輩！？

俺、写真まで載せていいとは言ってませんよ！？』


と、少し怒った様子の白山君が入ってきた。


「貫井くん、もしかして…

この写真、無許可なの？」

慌てて聞くと、貫井くんは落ち着いた様子で


『白山。

もしこれを破棄しろって言ったとしたら、
こいつにあの本に挟んだ写真のことバラすぞ？』

と言った。