久恋。
第8章 変化。
「白山君だって、約束手形いっぱい持ってたでしょ!?」
後ろから話しかけてきたのは白山君で。
彼も大量の約束手形の保持者であることは間違いなくて
とは言え
『僕は9枚ですもん。
2万ドルも借金少ないし。
いずれにせよ、枚数が1桁か2桁かでは大きな差がありますよ。
先輩は2桁、俺1桁♪』
とどや顔で言ってくるコイツは
例え
顔が整っていて
仕事ができて
私の気になる存在…
…だ・と・し・て・も!
「ひどい!うざい!
たったの1枚違いじゃんかー!」
反撃の言葉&手当たり次第にクッションを投げて攻撃。
『ドンマイっすよ、先輩。
ド・ン・マ・イ♪』
こいつ!
多分…というか絶対私のこと馬鹿にしてる!