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ねえ、大好きなんだけど。

第2章 問題男



「いってらっさーい」

香苗に背中をおされて
先輩のほうに行かされる。

「…先輩おはようございます」

「おはよう、瞳ちゃん。
ねえ、1時間目屋上いこうよ」

「いやです」

「なんでえ」

「いやだからです」

「むぐう…いいもん。
ここでちゅうしちゃうもん。」

ほんとに顔寄せてくる先輩。


先輩とも呼べないぜ!

「うわあああっほんと、先輩!」

「ん?瞳が欲しいなあ。
恋愛してないんだからいいじゃん」


っ…。
「ひとまず、場所かえましょ!」

「はあーい」

階段の下に
座る。

「わあい、瞳と隣っ」

「はあ…先輩…ほんと、もう」

「なんでだめなの」

「え」

「瞳のこと本気で
好きなんだけど。どうすればいいの」

知らねえよ。
と、いいたいが真剣だよ。この人。

「俺さ、我慢できないんだけど」

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