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「拓人先生に…？拓人先生って…桃井拓人か？？」

はっ…しまった！！言っちゃったよ…っっ！
思わず口がすべり、すぐに口を塞いだが
気付いた時にはもう遅かった

「あいつ…!!瀬乃にこんなものをつけるなんて…教育委員会にっ…」
高橋先生は拳を強く握った
「先生ダメッ!!」

わたしはギュッと先生のシャツを掴んだ
指先が少し震えていた
「拓人先生に…口止めされてるの…いろいろあって…」

アイカは先生の目をそらさずに、悔し涙を堪えながら
拓人先生との事件をすべて高橋先生に話した


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「畜生！桃井、あいつは最低な男だな……ごめん…アイカ。俺がもっと早くにお前を探しに行っていればこんなことにはならなかったのにな…ごめん…守ってやれなくて……」


先生は悔しそうにそういいながら、わたしを優しく抱きしめてくれた

優しい抱擁とシャツの洗剤の香りと先生の汗の混じった匂いになんだか安心して、アイカは先生の胸に顔をうずめた