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暗闇で恋しましょう

第20章 もやもや

その上、私は溜息を吐いていないという状況。



はっはー★

本当、有り得ないんですけどー★



勢いよく、顔をひぃちゃんに向け、ぎっと睨めば、ばちりと視線が交わった。



へ?!


予想外の交わりに、思わず戸惑ってしまう私。


そんな私にお構い無しのひぃちゃんは、逸らす気は無いらしく、そのまま口を開く。



「言いたいことがあるなら言えば?さっきから視線も動きもすっげぇうるせぇ」



なぜあなたはそんなに強気なのか。


私はとても疑問です。


でも、言えと言うなら言ってやろうじゃないですか。



あれも、これも、それも!!



寝ていた体を起こし、ひぃちゃんを正面から見据える。

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