テキストサイズ

肉食系な彼氏。

第4章 一匹狼あらわる

スッと扉から入ってきたのは


「やっぱり…」


さっきの男の人だった。


「大阪から来ました~
えっとー…奏と言いますぅ
よろしゅーしてつかーさい」


キャーキャーと女子の
黄色い声が聞こえるかわりに
男子が一気に静まりかえる


「せんせー!質問タイムとか
いいですかー?」

「んーまあ3分だけなら
質問の時間をとりましょう」

「じゃあ~…
好きな食べ物はなんですか」

「んー甘い卵焼きかなぁ」

「可愛い~///
あたしが作ってあげたーい」

「何かスポーツとか
やってたんですかあ?」

「バスケを小・中6年間やってたなぁ」

「キャー!ならならぁ…!
奏くんは彼女とかいるんですかあ?」


次々と女子からの質問が
飛び交う。
当の本人は迷惑そうな顔も
見せずすらすら答えていく


「彼女はいてへんけど」

「いないんだってさあ!
由美子いけるんじゃなーい?」


なんて言葉もあちらこちらから
聞こえてくる


ストーリーメニュー

TOPTOPへ