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肉食系な彼氏。

第5章 小さな羊と狼さん

「じゃあ…
僕もう行かないと…」

「うん…うん…
奏くん、またね!」


泣くのはやめた

本当は今にも涙が溢れそうだったが
泣いてるあたしより
笑ってるあたしが好きだと
奏くんが言ったから。



「奏くんまたねー」
「元気でねー!」


なんて声が教室のあちこちから聞こえ始めた



あたしと奏くんは
6歳にして好きな人と
別れる辛さを経験した。





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