斉藤太一です
第10章 斉藤太一さんですか?
「あっ!
大変!!」
「ど、どうしたの?」
「おばぁちゃんが
心配しちゃう!
駅で
おばぁちゃんが
待ってるの
早く行かなきゃ!」
女の子は
椅子から飛び降りて
ドアの方へ向かった
「ちょっ・・ちょっと待って
し・・しずくちゃん」
「なに?」
急いでるの!
早くして!!
とでも
言いそうな雰囲気だ
「こ・・この手紙は・・」
「ママが書いたのっ
い~っぱい
ママは
お手紙書いてるんだよ
でも
ママが
お・・お父さんに
出さないから
私がもってきたの
全部持ってきたかったけど
そしたら
ママにバレちゃうから
今日は
一番端っこにあったの
一枚だけ!!」
もう
しずくは
ドアをあけて
その場で
賭け足を
していた
「じゃあ
もう行くね!!
また持ってくるから!!」
そう言って
しずくちゃんが
勢いよく
ドアから
駆けだしたとき
僕は
ドアの外まで
追いかけて
しずくちゃんの
背中に
大きな声をかけた
「しずくちゃん!
ママの名前は?!」
しずくは
走りながら
振り返り
すごく
可愛らしい笑顔で
こう答えた
「かすみ~~」
タッタッタッ・・・・・
・・・
かす・・み・・・
大変!!」
「ど、どうしたの?」
「おばぁちゃんが
心配しちゃう!
駅で
おばぁちゃんが
待ってるの
早く行かなきゃ!」
女の子は
椅子から飛び降りて
ドアの方へ向かった
「ちょっ・・ちょっと待って
し・・しずくちゃん」
「なに?」
急いでるの!
早くして!!
とでも
言いそうな雰囲気だ
「こ・・この手紙は・・」
「ママが書いたのっ
い~っぱい
ママは
お手紙書いてるんだよ
でも
ママが
お・・お父さんに
出さないから
私がもってきたの
全部持ってきたかったけど
そしたら
ママにバレちゃうから
今日は
一番端っこにあったの
一枚だけ!!」
もう
しずくは
ドアをあけて
その場で
賭け足を
していた
「じゃあ
もう行くね!!
また持ってくるから!!」
そう言って
しずくちゃんが
勢いよく
ドアから
駆けだしたとき
僕は
ドアの外まで
追いかけて
しずくちゃんの
背中に
大きな声をかけた
「しずくちゃん!
ママの名前は?!」
しずくは
走りながら
振り返り
すごく
可愛らしい笑顔で
こう答えた
「かすみ~~」
タッタッタッ・・・・・
・・・
かす・・み・・・