斉藤太一です
第10章 斉藤太一さんですか?
数日後
ガラガラガラ…
「いらっしゃいませ〜」
僕は
店の奥の
作業場から
大きな声を出した
「あ、あの…こんにちは…」
しずく…?
「は〜い!!」
急いで
作業を辞めて
僕は
カウンターから
顔を出した
目の前には
小さな…お客さん。
「いらっしゃい、しずくちゃん」
僕が
目尻を下げると
しずくちゃんは
にっこりと笑った
「こんにちは…」
「久しぶりだね
待ってたんだよ
今日も1人かな?」
本当に
待っていたんだ
君が
会いに来てくれるのを
毎日毎日
待っていたんだよ
「はい」
「お利口さんだね
じゃあ…アメ、どうぞ(笑)」
カウンターから
アメの籠を
目の前に出してあげると
しずくちゃんは
アメを
ひとつだけ手に取り
「ありがとうございます」
と言って
また
頭を少し下げた
本当に
可愛らしい。
「今日は?
僕と
お話する時間あるのかな?
前みたいに
すぐに
帰っちゃうのかな?」
「えっとね
約束は10分なの」
「よし
分かった。
10分だね
約束守らないと
もう
来れなくなるといけないから
僕がちゃんと
時間を計ってあげるね」
そう言うと
しずくちゃんは
ホッとしたような顔を見せて
笑った
ガラガラガラ…
「いらっしゃいませ〜」
僕は
店の奥の
作業場から
大きな声を出した
「あ、あの…こんにちは…」
しずく…?
「は〜い!!」
急いで
作業を辞めて
僕は
カウンターから
顔を出した
目の前には
小さな…お客さん。
「いらっしゃい、しずくちゃん」
僕が
目尻を下げると
しずくちゃんは
にっこりと笑った
「こんにちは…」
「久しぶりだね
待ってたんだよ
今日も1人かな?」
本当に
待っていたんだ
君が
会いに来てくれるのを
毎日毎日
待っていたんだよ
「はい」
「お利口さんだね
じゃあ…アメ、どうぞ(笑)」
カウンターから
アメの籠を
目の前に出してあげると
しずくちゃんは
アメを
ひとつだけ手に取り
「ありがとうございます」
と言って
また
頭を少し下げた
本当に
可愛らしい。
「今日は?
僕と
お話する時間あるのかな?
前みたいに
すぐに
帰っちゃうのかな?」
「えっとね
約束は10分なの」
「よし
分かった。
10分だね
約束守らないと
もう
来れなくなるといけないから
僕がちゃんと
時間を計ってあげるね」
そう言うと
しずくちゃんは
ホッとしたような顔を見せて
笑った