斉藤太一です
第12章 作戦
どこにいても
気付くように
大音量に設定しておいた
受信音量に驚き
僕は
携帯電話を
落としそうになりながら
とにかく急いで
電話を耳に当てた
「も、もしもし、斉藤ですっ」
「あ、あの~・・」
その一言で
電話の向こうに居るのは
しずくだと
すぐに分かった
「しずくちゃんかな?」
「うん!おとーさんですか?」
「そうだよ
ちゃんと電話くれて
ありがとうね
待ってたんだよ」
「はい」
クスッ
電話は慣れていないのか
ちょっと
雰囲気が違う
「今、ひとりかな?」
僕は
開けたばかりの
ガラス戸の鍵を閉めて
カーテンをひいた
「うん、そうなの
今日は
おばぁちゃんが
病院の日だから
お留守番」
「そうか、一人で
お留守番なのかな?」
「そう、ママは
お弁当に行っちゃったから
お昼ご飯までは
お留守番」
「一人で
お留守番もできるんだ
お利口さんだね
じゃあ
ゆっくり
作戦を立てられるのかな?」
「できる!」
なんて
かわいいんだろう
かすみの娘だというだけで
こんなにも
かわいい
気付くように
大音量に設定しておいた
受信音量に驚き
僕は
携帯電話を
落としそうになりながら
とにかく急いで
電話を耳に当てた
「も、もしもし、斉藤ですっ」
「あ、あの~・・」
その一言で
電話の向こうに居るのは
しずくだと
すぐに分かった
「しずくちゃんかな?」
「うん!おとーさんですか?」
「そうだよ
ちゃんと電話くれて
ありがとうね
待ってたんだよ」
「はい」
クスッ
電話は慣れていないのか
ちょっと
雰囲気が違う
「今、ひとりかな?」
僕は
開けたばかりの
ガラス戸の鍵を閉めて
カーテンをひいた
「うん、そうなの
今日は
おばぁちゃんが
病院の日だから
お留守番」
「そうか、一人で
お留守番なのかな?」
「そう、ママは
お弁当に行っちゃったから
お昼ご飯までは
お留守番」
「一人で
お留守番もできるんだ
お利口さんだね
じゃあ
ゆっくり
作戦を立てられるのかな?」
「できる!」
なんて
かわいいんだろう
かすみの娘だというだけで
こんなにも
かわいい