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斉藤太一です

第13章 再会と約束

かすみに
再会して

淡い気持ちを
抱いていた
僕は



そのことに
気付いてしまった瞬間から




一気に

心が
沈んでしまった








2人で
暮らしてる



でも



頻繁に
訪れる誰かがいたとしても

おかしくなんかない











そういえば





僕は










「会いたかった」







そんな
ひとことさえ



かすみに
もらってはいなかった







かすみの
あの涙は







懐かしい人に会えた




急に
目の前に現われて



驚いた









ただ









それだけの
涙だったんだろうか・・・









「斉藤さん」




「あ・・はい」




「斉藤さんも一緒に・・・」





purururururu・・・・・





胸のポケットで




僕の携帯が
うるさく音を立てた

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