斉藤太一です
第15章 近づく距離・遠ざける君
おやすみの
挨拶をして
電話を切り
しばらく
星を見上げてから
僕は
ベットに戻った
耳に残る
かすみの声を
かき消したくなくて
すぐに
灯りを消して
目を閉じて
ベットの隅に
カラダを寄せた
壁際に
僕が眠り
君は
反対側の隅に
横たわる
具合が悪いからか
ベットに
カラダが沈んでいるからか
君が
とても
小さく見えて
抱きしめたかった
あの日
布団に
手を伸ばし
布団を抱きしめると
ベランダから
星を眺めながら
髪を揺らす君が
脳裏に浮かぶ
柔らかそうな
髪
そして
甘い・・香り
どうしよう
どんどん
好きになる
ごめんね
好きだよ・・かすみ
挨拶をして
電話を切り
しばらく
星を見上げてから
僕は
ベットに戻った
耳に残る
かすみの声を
かき消したくなくて
すぐに
灯りを消して
目を閉じて
ベットの隅に
カラダを寄せた
壁際に
僕が眠り
君は
反対側の隅に
横たわる
具合が悪いからか
ベットに
カラダが沈んでいるからか
君が
とても
小さく見えて
抱きしめたかった
あの日
布団に
手を伸ばし
布団を抱きしめると
ベランダから
星を眺めながら
髪を揺らす君が
脳裏に浮かぶ
柔らかそうな
髪
そして
甘い・・香り
どうしよう
どんどん
好きになる
ごめんね
好きだよ・・かすみ