斉藤太一です
第7章 一生、やり続けるの?
「斉藤さん」
「ん?なに?」
「仕事って何してるの?」
かすみは
色々僕に質問してくるようになったね
自分のことは
話さないんだけど
僕のことは
知りたがっていた
誰も
僕のことなんて
興味がないから
かすみが
色々聞いてくれるのは
密かに
うれしかったんだよ
「営業部にいるんだ
毎日契約とるために
歩き回ってるよ(苦笑)」
「楽しい?」
「・・楽しくは・・ないかな・・」
かすみが
楽しい?
と聞くたびに
僕は・・何やってんだろ・・
って考えさせられたよね
楽しいことなんて
全くなくて
かすみと会うことだけが
楽しみだったんだから
「契約が
もっととれれば楽しいのかな・・・
営業に・・向いてないんだ
もう
かすみちゃんも
気付いてると思うけど
僕は
ちょっとおっとりしてて
その・・・話しも上手くなくて
押しも弱い
営業の成績は最悪なんだよ・・」
そう
心の中では
君のことを
かすみ
って呼んでいたけど
僕は
君のことを
かすみちゃんって
呼んでいたんだよね
そして
君は
斉藤さんって
僕のことを
呼ぶようになってた
それはね
実はちょっと
うれしかったり
してたんだよ
「ん?なに?」
「仕事って何してるの?」
かすみは
色々僕に質問してくるようになったね
自分のことは
話さないんだけど
僕のことは
知りたがっていた
誰も
僕のことなんて
興味がないから
かすみが
色々聞いてくれるのは
密かに
うれしかったんだよ
「営業部にいるんだ
毎日契約とるために
歩き回ってるよ(苦笑)」
「楽しい?」
「・・楽しくは・・ないかな・・」
かすみが
楽しい?
と聞くたびに
僕は・・何やってんだろ・・
って考えさせられたよね
楽しいことなんて
全くなくて
かすみと会うことだけが
楽しみだったんだから
「契約が
もっととれれば楽しいのかな・・・
営業に・・向いてないんだ
もう
かすみちゃんも
気付いてると思うけど
僕は
ちょっとおっとりしてて
その・・・話しも上手くなくて
押しも弱い
営業の成績は最悪なんだよ・・」
そう
心の中では
君のことを
かすみ
って呼んでいたけど
僕は
君のことを
かすみちゃんって
呼んでいたんだよね
そして
君は
斉藤さんって
僕のことを
呼ぶようになってた
それはね
実はちょっと
うれしかったり
してたんだよ