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第2章 出会い

東京へ出てきて3年





やりたいことも、したいことも、何もない






空っぽやった毎日を変えたくて、東京に来たのに…






自分の見た目を使って、女装とか全然趣味ちゃうけど





お金が多く入るから女装して、やりたくもない仕事をする





青「いつもありがとぉ」






僕を買って、欲を満たして、満足気なおっさんからお金をもらって






多分僕はただのクズ





青「はぁあ…」






行きつけのクラブへ行き、お酒とタバコを片手にため息をつく






「どうした、ヤスがため息なんて珍しいじゃん」





青「別に何でもないよ」






あれほど、苦手やったはずの標準語がペラペラ出てくる自分を笑ってしまう






「そっか。何かあったらいつでも頼れよ」






青「おう」

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